日本ダービーに挑む戸崎圭太騎手──地方競馬出身の逆転ドラマ、ダービー制覇で完結なるか?

スポーツ

6月1日(日)、競馬ファンの夢が詰まった第91回日本ダービー(GⅠ)が、東京競馬場で発走します。今年注目を集めるのは、リーディング争いを牽引するベテラン・戸崎圭太騎手(44歳)です。

実はこの方、なんと日本ダービー未勝利。中央GⅠを10勝以上積み上げ、リーディング争い常連にもかかわらず、これまでダービー10回騎乗で2着3回(2018年エポカドーロ、19年ダノンキングリー、24年ジャスティンミラノ)という惜敗続き。それゆえに競馬ファンの間では「競馬界七不思議の一つ」とさえ言われています。


地方から中央へ──戸崎圭太の「逆転人生」

戸崎圭太騎手は1998年に大井競馬場でデビュー。そこで数々のタイトルを獲得し、2013年に中央競馬(JRA)へ移籍。地方の頂点から中央での再挑戦──その瞬間から、戸崎騎手の「逆転ストーリー」は始まっていました。

地方出身でダービーを制した名騎手といえば、

  • 安藤勝己騎手(笠松)
  • 内田博幸騎手(大井)
  • 岩田康誠騎手(園田)

彼らに次ぐ「第4の雑草魂男」として、戸崎騎手が歴史に名を刻む日は来るのか──。


2025年、ドバイで見せた“もう一つの逆転劇”

今年4月、ドバイでの快挙も記憶に新しい。奇しくもジャスティンミラノがダービーで敗れたダノンデザイルに騎乗し、ドバイシーマクラシック(GⅠ)を制覇。これが戸崎騎手にとって初の海外GⅠ勝利となりました。

netkeibaより

その勝利後のインタビューで飛び出した、

ベリーベリーホース! ベリーベリーハッピー!

という名言(?)は、日本の競馬ファンの間でも瞬く間に拡散されSNSトレンド入り。謙虚で愛されキャラの戸崎騎手らしい、微笑ましいエピソードでした。


そしてダービーへの切符を掴んだ“ラストチャンス”

今年の日本ダービーは、京都新聞杯で2着となってギリギリ出走の権利を勝ち取ったエムズ(牡3・池江=父ドゥラメンテ)とのコンビで戦う。
まさに最後の最後でつかんだ「ダービー切符」は、戸崎騎手のキャリアを象徴するような“逆転のドラマ”でした。

東スポ競馬より

発走は6月1日(日)午後3時40分──運命のゲートが開く

戸崎圭太騎手の11度目のダービーチャレンジ
「逆転」という言葉がこれほど似合う騎手は他にいないかもしれません。

地方出身から中央へ。
そして、惜敗の歴史を越えて、ついに頂点へ──。

逆転トレンド研究所は、戸崎騎手の「ベリーベリーダービージョッキー誕生」を全力で応援します。

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