【全米女子オープン出場】池羽陽向(いけばひなた)って誰?崖っぷちからの“逆転人生”に涙

スポーツ

2025年の全米女子オープンに突如現れた新星、「池羽陽向(いけばひなた)」。プロテスト5連敗、世界ランク圏外、引退危機――そこからの驚きの快進撃。彼女の歩んだ“逆転ロード”とは?


22歳、無名の挑戦者が「世界の舞台」へ

2025年5月29日にアメリカウィスコンシン州で開幕した全米女子オープン――その出場者リストに、意外な名前が刻まれた。

池羽陽向(いけば・ひなた)、22歳。

日本の最終予選会で129人中2位タイという快挙を成し遂げ、たった5人しか与えられない出場枠に滑り込んだ。

名前を見た瞬間、彼女は泣いたという。

「一昨年も出たけど、自分が5人に入ると思ってプレーしていなくて…」

今回の出場は、単なるラッキーではない。そこには、ゴルフを「やめよう」とすら思った22歳の、執念と挑戦があった。


プロテスト5度不合格。「もう辞めようかな…」

池羽陽向選手は、2002年栃木県生まれ。高校時代からジャンボ尾崎のアカデミーで鍛えられ、「将来有望」と言われてきた逸材だった。

だが、現実は甘くなかった。

プロテストには5回挑戦してすべて失敗。昨年は2次で敗退し、「このまま続けて意味があるのか」と悩む日々が続いた。

世界ランクも1000位台、モチベーションもない。
試合にも出られない。
そんな“どん底”で、彼女はゴルフ人生の分かれ道に立っていた。


「行けば?」の一言で、オーストラリアへ

そんな池羽選手に光をくれたのは、アメリカの大学に通う友人の一言だった。

「海外のゴルフ、楽しいよ。行ってみたら?」

軽い誘いだったかもしれない。だが、池羽選手はこの言葉を“最後のチャンス”と受け止めたのだ。

「ホームステイ制度もあって、お金的にもなんとかなりそう」――彼女は単身、オーストラリアツアーのQTに挑戦。見事3位で突破し、現地での試合に参戦した。

言葉の壁、異国の文化、不安だらけの挑戦だったが、結果は――

  • 3月までに8試合に出場
  • トップ10入りが3回
  • 賞金ランク5位にランクイン

そして、世界ランクは546位まで一気にジャンプアップした。


再び手にした夢の舞台、そして“本当の目標”へ

オーストラリアでの武者修行を経て、日本に戻った彼女が目指したのは、全米女子オープンの出場権。予選会でのプレーは「迷わず振る」というジャンボ仕込みのゴルフを貫いた。

「悪くなったら、迷わず振る」
「とにかく振れ!」

結果は4アンダーで見事に2位タイ。世界最高峰の舞台への切符を手に入れた。

だが、彼女の目標はそれだけではない。

「6月末までに世界ランク400位以内に入れば、プロテストの1次が免除される。それ、ちょっと目指してみようかな…」

控えめに語るその声の奥に、誰よりも強い意志がある。


同学年の“岩井ツインズ”に追いつけ!逆転はこれからだ

同世代には、すでに国内外で活躍する“岩井明愛・千怜”の岩井ツインズがいる。大きく水をあけられたように見えるが、しかし池羽陽向選手は「行けば、変わる」ことを証明してみせた。

「いけば、ひなた」――“行けば”チャンスはやってくる。

この名前、きっとこれからもっと耳にすることになるはずだ。

そうアメリカに行ったら、目標と憧れだった西村優奈選手にも会えた。

Golf Digest Onlineより

まとめ:どん底からの快進撃に、目が離せない

  • 池羽陽向選手は、プロテスト5度失敗→海外武者修行→全米女子オープン出場権獲得という逆転ストーリーを歩んでいる。
  • 現在、世界ランク546位→400位以内を目指し奮闘中→6回目のプロテスト挑戦へ
  • ジャンボ尾崎直伝の“強心ゴルフ”で、世界を相手に戦う準備はできている。

逆転トレンド研究所は彼女のこれからの一打一打に注目していきたい。

池羽陽向選手は5月30日(金)4:42に最終組でスタートする。


覚えておこう、この名前:池羽陽向(いけば・ひなた)

覚えておこう、この言葉:「行けば?ヒナタ!」

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