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https://remontada2017.com/2025/06/14/hara-erika-epson-tour-reversal/
プロ、アマチュアに限らず女子ゴルフを長年観てきたLPGAフリークとして、原英莉花選手の存在は特別です。
華やかなルックス、飛距離、ガッツポーズ。見る者を惹きつける選手ですが、それ以上に私が惹かれるのは、彼女が「逆境から学べる選手」であるという点です。
いよいよゴールが見えてきた!
米国女子ゴルフの下部ツアー「エプソンツアー」で、いよいよ原英莉花選手の快進撃が始まっています。
6月13日からミシガン州ザ・ハイランズで行われた 「グレートレークス選手権」 で、原選手は通算11アンダーの 2位 に入る大健闘を見せました。
5位から最終ラウンドをスタートすると、1イーグル5バーディの「66」という圧巻のスコアで一時は首位に。
惜しくも1打差で優勝を逃したものの、クラブハウスリーダーとして後続を脅かす存在感はさすが“黄金世代”のスターです。
そして次週の「アイランド・リゾート選手権」では8アンダーの6位。
さらに6月27日からの「オッタークリーク選手権」では4アンダーの19位でフィニッシュ。ここまで原選手は、今季10試合に出場しすべて予選を通過。年間ポイントランキングは10位から9位に浮上しました
シーズン終了時に10位以内で来季のレギュラーツアーシード、11~15位までの選手は条件付きの出場権が得られます。現在のところなんとかツアーシード獲得圏内をキープしていますが、エプソンツアーは残り9試合あり、まだまだ気の抜けない戦いが続きます。
🔥 前例なき下部ツアーからの逆転挑戦
原英莉花選手のアメリカのレギュラーツアーを目指すその道のりは平坦ではありませんでした。
TOTOジャパン優勝での権利獲得に4度挑みましたが夢は叶わず。
2023年のQスクール(レギュラーツアー予選会)ではまさかのスコア誤記で自らチャンスを失いました。
2024年のQスクールは最終まで行きましたが結局通過できず、下部ツアーのエプソンツアーに回りました。国内ツアーのシードを放棄して背水の陣で挑んだまさにいばらの道です。
もしエプソンツアーで10位以内なら来季のレギュラーツアー出場資格(カテゴリー9)が与えられます。
これは米レギュラーツアーへの“挑戦ルート”としては日本選手では前例がありません。
まさに「逆境を乗り越えた逆転ストーリー」が現実になろうとしています。
「逆転の法則」で読み解く:原英莉花選手の躍動の意味
今回の原英莉花選手の米下部ツアーでの活躍には逆転トレンド研究所の「逆転を起こす10の法則」が見事に表れています。
✔ 法則①:「劣勢の自覚」がスイッチを入れる
昨年からの不調やケガを乗り越え、今季は米ツアー挑戦という新たな逆境に飛び込みました。自分がいま「劣勢」に立っているからこそ生まれた挑戦心が今回の好結果につながったと言えます。
✔ 法則⑩:「信じ抜く力」が最後を決める
原選手の持ち味である飛距離と豪快なショット。今回も最終日に向けて安定性を上げ、勝利に肉薄しました。常に自分の武器を磨き信じ続けている姿勢が光ります。
✔ 法則⑦:「集団シンクロ」が逆転の力を倍加する
海外ツアーではキャディや現地スタッフとの連携が欠かせません。彼女の明るい性格がチームをまとめ、好調を引き出した面も大きいでしょう。
ファンだからこそ気づく「逆転力」
私は実際に試合会場にも足を運びますが、原選手が放つオーラはテレビの画面越しとは全く違います。
スタンスに入る時の静けさ、振り切った直後の音、プレーの合間に見せる一瞬の笑顔――そこには、苦しさの中でも自分らしさを取り戻そうとする強さがあります。
それはまさに、逆転のスタート地点に立った者だけが持つ光です。
現在までのプロセスは、単なる好成績ではなく、原英莉花選手が 「逆境を力に変え、武器を磨き、周囲を味方にする」という逆転の法則を体現した結果 です。
このまま行けば、10位どころかエプソンツアー初優勝も時間の問題かもしれません。
🏆 黄金世代の意地をもう一度
アメリカ女子ツアーでは、同じ黄金世代の畑岡奈沙選手、渋野日向子選手、勝みなみ選手がすでにレギュラーツアーで存在感を放っています。
さらに、古江彩佳選手、西郷真央選手、竹田麗央選手も勝利をあげるなど、日本勢の世代交代が進む中、あの華やかな原英莉花選手が、ここに“逆転の旗”を掲げて帰ってくるのです。
✍️ 逆転トレンド研究所は追い続けます!
残りシーズンは10月まであと9試合。
いばらの道を進み続ける原英莉花選手の挑戦を、逆転トレンド研究所は逆転の法則と共に追いかけていきます!
次戦での初優勝、そして前例なきレギュラーツアー昇格に向けて、みなさん一緒に応援しましょう!
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