【逆転トレンド研究所】ジャーメイン良、前半4発で大覚醒!──30歳代表デビューの“知られざる逆転劇”とは?

ジャーメイン良 覚醒 誰?」——そんな声が日本中に広がったのは、2025年7月8日、韓国で行われたサッカー東アジアE-1選手権での衝撃のパフォーマンスでした。初代表、初スタメン、そして前半だけで4ゴールという前代未聞の快挙を達成したジャーメイン良選手(サンフレッチェ広島、30歳)。その姿は、日本代表の“新エース候補”として一気に注目を浴びる存在となりました。

■「誰?」から一夜でスターへ──知られざる苦労人のキャリア

ジャーメイン良選手は、アメリカ人の父と日本人の母のもとに生まれ、流通経済大学を経て2017年にプロ入り。ベガルタ仙台、横浜FC、ジュビロ磐田、サンフレッチェ広島と渡り歩き、どのチームでも献身的にプレーしながらも、決して“スター選手”とは言われてきませんでした。

むしろ「地味な努力型」「スピードとパワーはあるが粗削り」という印象が強かった彼に、突如として転機が訪れます。

■転機は磐田時代の恩師・横内昭展監督

2023年、J2降格中のジュビロ磐田でプレーしていたジャーメイン選手は、元日本代表コーチでもある横内昭展新監督の下で「プレーに強弱をつける」という指導を受け、スタイルを一変させます。

これまでがむしゃらに突進し、力任せだった攻撃が、“緩急”と“駆け引き”を身につけたことで、より洗練されたゴールハンターへと進化。その結果、磐田をJ1に復帰させる活躍を見せ、2024年はその後移籍したサンフレッチェ広島で日本人最多となる19ゴールをマークしたのです。

しかも、5月には額の陥没骨折で1か月の離脱を余儀なくされたにもかかわらずの記録。まさに“覚醒”を予感させるにふさわしい成長です。

■30歳で代表初ゴール、しかも4発──これは歴史だ

そして迎えた2025年東アジアE-1選手権。森保一監督による初招集の期待に応え、前半だけでなんと4得点。30歳以上での代表デビュー戦ゴールは史上初。しかも4得点はE-1の新記録でもあります。

この強烈なインパクトにより、ジャーメイン良選手は一夜にして「W杯北中米大会(2026)代表入り最有力候補」へと躍り出ました。

■代表ルーキーにして“父親歴6年”──知られざる一面も

私生活では2018年に結婚し、6歳になる息子の父親でもあるジャーメイン選手。グラウンド外では温厚で家族思いの一面を見せ、SNSでも「息子のために戦うパパ代表になってほしい!」との声が多数上がっています。

■「逆転の法則」による考察──なぜ今、ジャーメイン良が覚醒したのか?

■逆転の構造:5ステップ

  1. 劣勢の認識(無名・遅咲き)
  2. きっかけの出会い(横内監督)
  3. 心の変化(プレーへの“強弱”意識)
  4. 行動の変化(冷静さと駆け引きを加えたプレースタイル)
  5. 結果の転換(19得点・代表初ゴール×4)

この構造に沿って見ると、ジャーメイン選手の覚醒は“偶然”ではなく、確かな準備と自己変革の賜物だったことがわかります。


【まとめ】遅咲きレフティーに託す、逆転の一発

「とにかく全力でゴールに向かっていた。でもそれだけじゃダメだと気づかせてくれた人がいた」。そう語るジャーメイン良選手の姿に、日本サッカーの“逆転の可能性”が見えてきました。

30歳での代表デビュー。4得点で日本を沸かせた“覚醒の男”は、今、人生最大の逆転劇を演じようとしています。

2026年、W杯の舞台にその名が刻まれる日を、私たちは待っています。



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