ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケートで、りくりゅうペア――三浦璃来&木原龍一――が見せたSP5位からの大逆転金メダル。
6.90点差をひっくり返したこのドラマは、逆転トレンド研究所が追い続けてきた「逆転の構造」を完璧になぞる出来事でした。
今回はスポーツオタク「シュウゾウ」、フィギュア担当「アラカワ」、メンタル専門家「ダイゴ」の3人で、この逆転劇を理論と心理の両面から解剖します。
きのうのショートは演出?

いやあ、鳥肌がたちましたね、あのフリーの演技には。

終わった瞬間に感動で涙が止まらなかった・・・

フィギュアスケートのペア競技をこんなに真剣に見たのは初めてです。引き込まれました。

これを見せるために、わざときのうのショートを失敗したのかと思ったくらい。

さすがにそれはないと思うけど映画ならそんなシナリオもあるかもね。
「ショート失敗」から何が変わったのか

まず事実として、SPのリフト失敗は致命的でした。普通なら“守りのフリー”になりますよね。

ところが翌日のフリーは、映画「グラディエーター」の音楽に乗って、過去最高レベルの完成度。技術だけじゃなく“気迫”が別物でした。

「技術」も「体力」も「メンタル」も超一流ってことですね。

特にメンタルでは2人の「心理的資本」の高さを感じましたね。あとでも触れますが「レジリエンス」と「エフィカシー(自己効力感)」は半端ないですね。とにかく彼らは、特に木原選手は、SPのショックを24時間以内に“リセット”、さらに”アップデート”した。これは高度なメンタルマネジメントでした。


まずは逆転トレンド研究所の「逆転の法則」で解説しましょう。
「逆転の10の法則」から見る必然性

りくりゅうの結果は、研究所が定義する10法則と驚くほど一致します。
- 法則① 劣勢の自覚:SP後、現実を直視
- 法則② 逆算思考:フリーで“完璧以外ない”戦略
- 法則⑤ 開き直り:失うものはない状態
- 法則⑨ 異常な集中:世界最高得点という結果

特に⑤と⑨。あのフリーは“ゾーン”に入っていましたね。

ええ。極度のプレッシャーが逆に集中を極限まで高めた典型例です。
2人のメンタル資質:「レジリエンス」と「自己効力感」
「レジリエンス」の発動

SP直後、木原選手は氷上で立ち上がれないほど落ち込みました。
しかしその後の取材では「必ず戻ってくる」と言い切りました。
これは「心理的資本」における「レジリエンス(回復力)」が発揮された典型です。
重要なのは「落ち込まないこと」ではなく
落ち込んだ状態から“リセット&アップデート”できること。
自己効力感(Efficacy)の共有

ペア競技で面白いのは、「自己効力感」が“伝染”する点ですね。

そうなんです。フリーでは三浦選手の「私たちはできる」というポジティブな未来思考が、内省的な木原選手に伝わった感がありました。「チーム効力感」です。

泣き崩れる木原選手と、笑顔で支える三浦選手。
このコントラストこそが、逆転の心理的エンジンだったのか!
逆転の定義と構造が完全に当てはまる

りくりゅうのケースは、当研究所の定義する「逆転の構造・5ステップ」をそのまま再現しています。
- 劣勢の認識:SP5位
- 不可逆に見える流れ:6.90点差
- 突然の転機:フリーでの完璧な演技
- 流れの反転:観客の熱狂
- 結果:金メダル

つまりこれは偶然じゃない?

はい。“条件がそろった必然”です。
- 臨界点まで追い込まれた
- 見えない準備が蓄積されていた
- 感情が最大化された舞台だった

すべてが逆転を呼び込んだ。
逆転劇が私たちに与えるメッセージ

この逆転ドラマが人を惹きつける理由は単純です。
「人はリセット&アップデートできる」という証明だから。

SPの失敗は消えません。
しかしその意味は、翌日の思考で書き換えられる。
きょうのための失敗だったと。
りくりゅうはそれを世界最高峰の舞台で実演しました。
結論:逆転は“メンタル設計”できる
逆転トレンド研究所の視点から言えば、
- レジリエンスで感情を再構築し
- 自己効力感でポジティブな行動を選び
- チームシンクロでエネルギーを倍化する
この設計ができたとき、逆転は起きる。
りくりゅうの金メダルは、単なるスポーツの結果ではありません。
逆境を成功に導く心理モデルの実証例です。




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