ミラノ・コルティナ五輪閉幕。心に響いた「敗者の言葉」5選~マリニン、平野歩夢、近藤心音は何を語ったか

敗れても、トップアスリートたちは必ず前を向く。

負けを“納得”するのではない。
終わったことを、次への「序章」に置き換える。

そこにあるのは敗北ではなく、挑戦の継続だ。

例え戦う舞台が変わっても。

逆転トレンド研究所、
スポーツオタク「シュウゾウ」、
冬季競技担当「ハラダ」「アラカワ」、
メンタルトレーナー「ダイゴ」の4人でミラノ・コルティナ五輪を総括する。

おっさん目線も相変わらず・・・

日本はメダル24個。しかしその陰に――

シュウゾウ
シュウゾウ

ミラノ・コルティナ五輪が閉幕しました。日本は金5、銀7、銅12の計24個。我々の予想は外れましたが、大健闘でしたね。

アラカワ
アラカワ

なんと言っても日本中が感動したのは「りくりゅう」だけど、最後の中井亜美ちゃんの「あれ?」ポーズは国民的癒しだったなあ。

ハラダ
ハラダ

17歳は何やってもかわいいよね。

アラカワ
アラカワ

はい出ました、おっさん目線。

ダイゴ
ダイゴ

でも、勝者がいれば敗者もいる。僕はむしろ、そちらのメンタルの強さに心を打たれました。

シュウゾウ
シュウゾウ

確かに。メダリストたちの言葉は多く報じられたけど、敗者のコメントはあまり届いていないかもしれない。

① イリア・マリニン 、「結果は変えられない」

アラカワ
アラカワ

私はフィギュアのマリニン選手があんなショックな負け方をしたのに、日本の松岡修三さんの質問にちゃんと答えてくれた姿勢に胸打たれたわ。

頭が真っ白になって何が起こったのかわからない。でも結果を変えることはできないので課題を見つけて次に向けてがんばりたい。

ハラダ
ハラダ

これぞ「敗れても王者」のコメントだね。2030年も確実に主役だ。

ダイゴ
ダイゴ

マリニン選手は“失敗”を“後悔”にしない。すぐ“改善”に変換している。これがトップの思考法。あのエキジビションの明るさはすごい!

② 平野歩夢 、「命」と向き合っていた

シュウゾウ
シュウゾウ

平野歩夢選手のあの言葉は重かった。

最後はもう人間をやめてましたが、行くも地獄引くも地獄の紙一重の世界で改めて命ありきだなと、生きてる事に感謝せざるをえない気持ちを改めて痛感しました。

ハラダ
ハラダ

あんな大ケガをしたのにあの「魂のラン」。メダルがどうのこうのじゃなくてオリンピックの舞台に立てたことが奇跡だったんだね。価値ある7位だった。

ダイゴ
ダイゴ

平野歩夢選手は“結果”より“存在の奇跡”を語った。なかなか出てくる言葉じゃない。

③ 近藤心音 、「五輪は人生のすべてじゃない」

アラカワ
アラカワ

逆にその舞台に立てなかったフリースタイルスキーの近藤心音選手。予選2日前の練習中に転倒、救急車で搬送されて左ひざ前十字じん帯損傷、内側側副じん帯損傷などのダメージを負って北京大会に続き直前の棄権。SNSでいろいろ心無い言葉が飛び交ったけど本人のコメントは立派だったね。

やっぱり競技をやってる以上結果が全ての世界ではあるけど、でも私はオリンピックが人生の一部であって、全てがかかっているものではないし、最後まであきらめずに、最後まで心折れずにやり切ることができたので、そこに関して私は皆さんに申し訳ないっていう気持ちではなく、よく頑張ったっていうふうに言ってもらいたいなって思います。

ダイゴ
ダイゴ

これは強い。アイデンティティが競技だけに依存していない。

シュウゾウ
シュウゾウ

だから折れない。だからまた挑戦できる。

④ 吉田雪乃 、「やめたかった。でもやめられない」

アラカワ
アラカワ

スピードスケート500Mで期待されていた吉田雪乃選手も13位に終わった。


悔しいというか、申し訳ない。思い描いた景色を、1度も見られずに終わってしまった

ダイゴ
ダイゴ

でも彼女の「レジリエンス」はすごいです。こちらも4年後が楽しみです。


メダルを取って、やめるのが一番だった。でもやめたかったけど、やめられない。このまま終われない

⑤ リンゼイ・ボン ――「唯一の失敗は挑戦しないこと」

ハラダ
ハラダ

日本ではあまり話題になっていないが、アメリカのアルペンスキーの元女王リンゼイ・ボンがこの大会に41歳で現役復帰したんだ。

シュウゾウ
シュウゾウ

その名前は聞いたことがあります。タイガー・ウッズの恋人でしたよね。

アラカワ
アラカワ

2010年のバンクーバー五輪の滑降で金メダルだった。

ハラダ
ハラダ

そのリンゼイ・ボン選手が実は大会直前にも大けがをしてたのに4大会ぶりの金メダルを狙って強行出場。そして本番でも旗門に接触して転倒、ヘリコプターで搬送された。すねの骨を複雑骨折する重傷だった。さぞかし落ち込んでいるかと思いきや病室からSNSにメッセージを書き込んだ。

人生で唯一の失敗は、挑戦しないこと。

ダイゴ
ダイゴ

アスリートの鏡ですね。

アラカワ
アラカワ

現役引退を表明したらしいけど、また4年後にこの舞台にいるかもしれない・・・

シュウゾウ
シュウゾウ

葛西紀明選手と一緒にね。

まとめ:敗れざる者たちに拍手を

メダルは24個。
しかし挑戦はその何倍もあった。

敗者は終わらない。
彼らは負けを「終章」にしない。
必ず「序章」に変える。

だからこそ――敗れざるものたち

閉幕にあたり、
勝者だけでなく、敗者にも拍手を送りたい。

次の逆転劇は、もう始まっている。

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