W杯前にケガが続出する理由― サッカー日本代表に起きている“見えない負荷”【ほりスポ・おっさん目線】

サッカーW杯が近づくと、なぜか日本代表の主力にケガやコンディション不良が続出する。冨安健洋、久保建英、南野拓実、鎌田大地、渡辺剛――いずれもクラブでは中心選手で、代表でも「代えが利かない存在」だ。しかも彼らの離脱は、激しい接触や不運な事故だけではなく、筋肉系の不調や違和感など、少しずつ身体を削られていった末の結果に見える。これは偶然ではなく、W杯前という特殊な時期に起きる“見えない負荷”の表れだ。本記事では特に久保、南野、鎌田の3人の現在の状況と、過去のW杯前離脱事例(男女)を重ねながら、その原因を読み解く。

週末にあった様々な逆転劇や驚きの結果を、逆転トレンド研究所の研究員たちが好き勝手に振り返ります。今回は夏に開催されるサッカーW杯を前にケガ人が続出、日本代表の前に暗雲が立ちこめました。サッカー担当「キタザワ」&「サワ」にトレーナーの「ナカタ」を加えてその理由を語り合います。

キタザワ(サッカー担当)

キタザワ
キタザワ

また代表の主力がコンディション不良か…って、正直“W杯前あるある”ですよね

サワ(女子サッカー担当)

サワ
サワ

男子だけじゃないですよ。女子もW杯や五輪前、だいたい“主軸が削られる”

ナカタ(トレーナー)

ナカタ
ナカタ

それ、“削られる”って表現、かなり本質突いてますね

久保・南野・鎌田の連鎖(現在進行形)

キタザワ
キタザワ

最近の代表、かなりやばくないですか?
久保、南野、鎌田って…“またか”って感じしません?

サワ
サワ

します、します。しかもこの3人は
ガツンとした接触で倒れたわけじゃないですよね

ナカタ
ナカタ

そこが一番重要なポイントです

キタザワ
キタザワ

筋肉系だったり、違和感だったり、
コンディション調整の遅れだったり…

サワ
サワ

“壊れた”というより、
少しずつ身体を削られていった感じ

ナカタ
ナカタ

ええ。これは偶然じゃありません。
W杯を見据えたこの時期特有の、
負荷が一部の選手に集中する現象です

キタザワ
キタザワ

しかも3人とも、
クラブでも代表でも“代えが利かない存在”

ナカタ
ナカタ

だから無意識に、
・抑えない
・休まない
・ブレーキを踏まない

そういう選択を重ねてしまう

サワ
サワ

女子でも全く同じです。
“中心選手ほど、自分を後回しにする”

■ ここから「過去のW杯前ケガ事例」に話がつながっていく

キタザワ
キタザワ

で、こういう状況を見ると、
毎回思い出すのが“過去のW杯前あるある”なんですよ

ナカタ
ナカタ

歴史はかなり正直ですよ。
同じ構造で、同じことが起きている

② 過去に繰り返された「直前で削られる主力」

キタザワ
キタザワ

男子ならやっぱり、2006年ドイツW杯の小野伸二選手。初戦で途中出場しただけ。
“間に合わせよう”として、ピークが来なかった


ナカタ
ナカタ

感覚型の選手ほど、
“できてしまう”がゆえに止まれない

サワ
サワ

女子だと2015年カナダW杯の岩清水梓さん。決勝ではミスで失点、途中交代。ベンチで涙を流した。
精神的支柱に負荷が集中しました

キタザワ
キタザワ

2014年ブラジルW杯の香川真司選手も、
ケガ明け+クラブでの立場変化+代表の期待に押しつぶされた感じ。「期待外れの選手」に選ばれてしまった。

ナカタ
ナカタ

これは“ケガ”というより、
調整の余白が消えた状態ですね

③ 肉体より先に壊れるもの

サワ
サワ

女子の2023年オセアニアW杯だと、熊谷紗希選手。準々決勝でスペインに敗れましたが、
主将として“休めない空気”がありました

ナカタ
ナカタ

まさにそこです。
身体より先に壊れるのは、
👉 自己調整機能

キタザワ
キタザワ

今日は8割で…ができなくなる?

ナカタ
ナカタ

できなくなります。
“代表”“W杯”“主将”という言葉が、
無意識にブレーキを外す

④ 「出場している=万全」ではない

キタザワ
キタザワ

本田圭佑選手も2014年ブラジルW杯では、3試合フル出場したけどピークじゃなかった。結局予選リーグで敗退。

ナカタ
ナカタ

実は、
離脱した選手より、無理して出た選手の方が後悔が残る
ケースも多い

⑤ 結論|準備とは「削ること」

キタザワ
キタザワ

じゃあ結局、W杯への準備って何なんですか

ナカタ
ナカタ

削ることです

サワ
サワ

練習時間?出場時間?

ナカタ
ナカタ

それも。
役割も、期待値も削る。
削れたチームと選手だけが、
本番で“削られていない”

キタザワ
キタザワ

久保・南野・鎌田の“今”も、
そのサインかもしれないですね。

南野選手はちょっと無理かもしれないけど、幸い久保選手と鎌田選手は間に合いそう。でも慌てないで欲しい

サワ
サワ

ケガは不運じゃない。
ちゃんと理由がある

■ 逆トレ研まとめ

W杯前のケガは、
偶然ではなく構造的な必然かもしれない。

現在の3人に起きていることは、
過去のW杯前の選手たちと驚くほどよく似ている。

だからこそいま問われるのは、
「間に合わせようとする”気合″」ではなく「遅れを我慢する”勇気″」だ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました