■ 備蓄米放出で逆に銘柄米が足りない?
こんにちは、逆転トレンド研究所です。
今年の米不足を受け、政府は備蓄米を大量に市場に放出しました。
この一手により、米価の高騰を抑える「応急措置」としての役割は果たされたかに見えます。
ところが最近、一部の流通現場からこんな声が漏れています。
「備蓄米の精米作業で手一杯になり、銘柄米の精米が後回しにされている」
もしこれが事実なら、
本来「銘柄米の価格安定」を目的とした備蓄米放出が、
逆に市場の銘柄米不足を招いてしまっている——
これはまさに 本末転倒 という「逆転現象」です。

■ 備蓄米は手段であって目的ではない
そもそも備蓄米放出は、銘柄米の価格高騰と供給不足を落ち着かせるための「手段」だったはずです。
本来の目的は、日本人の食卓を支える銘柄米の市場での不足解消と価格安定にあります。
ところが、精米所の能力が限られている中で、
備蓄米の大量処理が優先されてしまえば、
銘柄米の出荷は遅れ、価格が下がりにくくなるのは当然です。
■ 精米所逼迫説はデマか、現実か
では、この「精米所パンク説」はどこまで事実なのでしょうか。

実際に米卸や精米所の一部からは、
「備蓄米の袋詰めが追いつかない」
「銘柄米の注文が後回しになっている」
といった声が上がっています。
一方で、全ての精米所がパンクしているわけではなく、
「体制を増強すれば十分対応できる」という見方もあります。
ただ一つ言えるのは、現場に負担がかかっているのは確かであり、
消費者が店頭で欲しい銘柄米が品薄、という状況は一部で続いています。
■ 小泉進次郎大臣の対応は十分か
緊急登板の農林水産大臣として矢継ぎ早に対策を打ち出している小泉進次郎氏。
しかし、
「農協と敵対するだけで根本的解決になっていない」
「現場の声を無視している」
など、流通や生産者側からは不満の声も。

さらに、最近打ち出された「2万円給付案」と同様に、
「参議院選挙を見据えた自民党の”いい顔キャンペーン”の一環ではないか?」
という冷ややかな見方もネット上では根強くあります。
■ 人気取り策にせず、本気の「米施策」を
逆転トレンド研究所としては、
今回の備蓄米放出を先般の世論調査のような「進次郎総理待望論」の道具にするのではなく、
本当に消費者の利益につながる施策につなげてほしいと考えています。
小泉進次郎氏はまだ44歳。
総理大臣を目指すにはまだ時間は十分あります。
無理に今アピールを急ぐのではなく、
「米大臣」として明確な成果を出すことこそが、
逆転総理への最短ルートです。
■ 逆転トレンド研究所からのお願い
✅ 備蓄米は手段、銘柄米の安定こそ目的
✅ 精米能力を臨時で増強し、銘柄米の供給を最優先に
✅ 農協や流通と対話し、現場が納得する仕組みをつくる
✅ 人気取りではなく、持続可能な米政策を進める
■ 結論
備蓄米放出で一息ついたと思われている米不足問題ですが、
裏では「銘柄米高騰持続」という新たな矛盾が生まれつつあります。
この問題をどう解決するかは、
小泉進次郎大臣にとって「次の総理」への試金石かもしれません。
逆転トレンド研究所は、「本末転倒」という「逆転現象」トレンド、
そして消費者本位の「米政策」を今後も追いかけていきます。
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