なぜ一流は周りを笑わせるのか? 武豊・イチロー・坂本花織に見る『ユーモア力』と最強メンタル

最近のスポーツ界、「笑える会見」が目立ちました。
特に印象的だったのが、フィギュア界の“りくりゅう”こと 三浦璃来・木原龍一 ペアと、
坂本花織選手の引退関連会見(あるいは節目会見)ですね。

普通なら涙や感傷に包まれそうな場面なのに、なぜか笑いが起きる。
しかも、その笑いが「軽さ」ではなく、“強さ”に見える。

今回はトップアスリートの「ユーモア力」をテーマに、
スポーツオタク「シュウゾウ」、
情報レポーター「カタヒラ」、
メンタルアナリスト「ホリシン」、
おっさん目線「トバリ」の4人で討論してみました。

『「ユーモア力」は最強メンタルなのか?』討論会

フィギュアスケート界は面白い

シュウゾウ
シュウゾウ

いや〜最近のフィギュア勢、記者会見面白すぎないですか?
りくりゅうなんか、あの空気感すごかったですよね。
普通、ペアってもっと重厚な感じになるのに、
ずっと漫才みたいだった。

カタヒラ
カタヒラ

坂本花織選手もそう。
あの人、コメントで絶対ちょっと笑い取るじゃないですか。
しかも“サービス精神”じゃなくて、
素で空気を軽くする能力が高い。
女子アスリートって実は「ユーモア力」高い人多いんですよ。

トバリ
トバリ

でも、それって単に“関西人率”の問題じゃないの?

シュウゾウ
シュウゾウ

いやいや(笑)
でも確かに坂本花織選手って、
強いのに笑っちゃいますね。
あれ不思議。

ホリシン
ホリシン

実は、そこかなり重要なんです。
トップアスリートって、
真剣だけど“深刻”になりすぎない人が多い。

「ユーモア」って、単なる面白さじゃなくて、

  • 緊張をほぐす
  • 空気を変える
  • 自分を客観視する
  • プレッシャーを逃がす

という「心理技術」なんですよね。

女子ゴルフ界は人材の宝庫

カタヒラ
カタヒラ

あー、それ女子ゴルフでも感じます。
女子ゴルフ界って、
実は“ユーモア人材”の宝庫なんですよ。

吉田弓美子選手なんか完全に“芸人枠”ですし。
あの人がいると場が柔らかくなるんですよね。
それと小祝さくら選手なんて唯一無二の天才!

吉田弓美子選手エピソード

・2023年のパナソニックオープンレディースで、36歳の誕生日に久々の首位発進を決めた際、記者会見の開口一番で「(人気若手プロの)吉田優利の叔母です」と言い放ち、記者席を爆笑させた。当然血縁関係はなく、ただ苗字が同じなだけの完全なジョーク

・自身のインスタグラムで「辿り着かれてなんですが」「引き返すなら今です」「基本ふざけた38歳独身女なのでお気を付けください」とハッシュタグを添えてユーモア全開の警告を出し、逆にファンを増やした

シュウゾウ
シュウゾウ

小祝さくら選手は全く“狙ってない強さ”がある(笑)

トバリ
トバリ

確かにコメントが毎回ちょっと不思議。
でも全然イヤミがない。

「ユーモア力」には2つある?

ホリシン
ホリシン

ここ、実は面白い分類ができるんです。

僕はトップアスリートの「ユーモア力」には、

  • 「天然型」
  • 「戦略型」

があると思っています。

シュウゾウ
シュウゾウ

あー、いるいる!「戦略型」
競馬界なら 武豊騎手 。
あの人、いつもコメントで空気支配してる感じ。

トバリ
トバリ

確かに武豊騎手って、「場を凍らせない力」が異常。
負けても嫌な空気にならない。

武豊騎手のエピソード

・2026年5月のデビュー40周年記念展示にて、自身を再現したAIについて「口が軽いですね(笑)」とコメント。また、その「武豊AI」に「今週勝てますか」と聞いたところ「お答えできません」と返されたエピソードを披露し会場を笑わせた。

・節目の勝利がかかったレース前に、勝利者に贈られる「JRAのお花」に例えて「お花を枯らさないよう頑張ります」と、笑いを交えて決意を語った。

シュウゾウ
シュウゾウ

あっ、それでいうと イチローさんもそうか。
会見で絶対ちょっと空気をズラすのがうまい。

トバリ
トバリ

確かにかなり“計算ずく”だし。

ホリシン
ホリシン

そこなんです。
小祝さくら 選手は“天然型”。
本人は笑わせようとしていない。

小祝さくら選手エピソード

2021年「CAT Ladies」で優勝。副賞のショベルカーに座って「雪が多い日にコンビニに行くのに使えたらいいなと思いました。近所のローソンの駐車場がすごく広いので、重機も置けるかなと思って」

ホリシン
ホリシン

でも、

  • 空気が和む
  • 周囲が安心する
  • 緊張感が柔らぐ

という効果がある。
これが「天然ポジティブ」につながっています。

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ホリシン
ホリシン

一方で、イチロー さんや 武豊 騎手は“戦略型”。

  • あえて空気を軽くする
  • 張り詰めを崩す
  • メディアをコントロールする
  • 相手の警戒を和らげる

かなり意識的に使っている感じがあります。

トバリ
トバリ

つまり、

小祝さくら=「存在がユーモア」
イチロー=「設計されたユーモア」と。

シュウゾウ
シュウゾウ

それ名言です(笑)

イチロー選手エピソード

・殿堂入りの 約18分半のスピーチで、3000安打などの記録を挙げた後に「でも野球がなければ、きっとみんな『ここのこいつは最低だ』って言うね」と見事なオチをつけ、USAトゥデー紙に「コメディアンになった」と絶賛された。

カタヒラ
カタヒラ

坂本花織選手はどっち?

ホリシン
ホリシン

あの人は“ハイブリッド型”ですね。

天然っぽさもあるけど、
場の空気を読む能力がかなり高い。

だから重い空気になりそうな会見でも、
自然に全体を軽くできる。

そして計算ずくの「結婚報告」!

トバリ
トバリ

フィギュア界って繊細な競技なのに、
坂本花織選手だけ居酒屋感あるもんな。

シュウゾウ
シュウゾウ

褒めてるんですかそれ(笑)

「ユーモア力」はプレッシャーに強い?

ホリシン
ホリシン

「ユーモア力」がある人って、“プレッシャー耐性”が高いんです。

普通、人は緊張すると視野が狭くなるんですが、
ユーモアを出せる人は「場全体」を見られている。

つまり「心理的余裕」がある。
そういう意味でもイチロー選手はかなり戦略型ですね。

ユーモアって、
「自分をコントロールしてますよ」
というサインでもありますから。

だから一流の人ほど、あえて笑いを入れるんですね。

追い込まれるとユーモアが消える?

カタヒラ
カタヒラ

逆に、追い込まれてる選手ほど“真顔固定”になりますよね。
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ホリシン
ホリシン

そうなんです。

心理学的には、
“深刻化”すると認知が硬直すると言われています。

でもユーモアは、
その硬直を崩すことができる。

だから「レジリエンス」とも関係が深い。

シュウゾウ
シュウゾウ

なるほど。

「笑ってるから余裕がある」のか、
「余裕を作るために笑う」のか。

トバリ
トバリ

両方ありそうだな。

ホリシン
ホリシン

実際、一流選手って「笑いを仕込む」人が多いんですよ。

  • あえて冗談を言う
  • 自虐を入れる
  • チームをイジる
  • 空気を軽くする

これは一種のメンタルトレーニングに近い。

カタヒラ
カタヒラ

じゃあ「ユーモア力」って才能だけじゃない?

「ユーモア力」は才能?

ホリシン
ホリシン

むしろ“技術”の部分が大きいと思います。

ユーモアって、
「完璧じゃない自分」を受け入れてる人ほど出せる。

だから「ユーモア力」は「心理的資本」になっているとも言えます。

トバリ
トバリ

つまり「笑わせられる人ほど折れにくい」と。

シュウゾウ
シュウゾウ

トバリさんのこと?

カタヒラ
カタヒラ

いや、トバリさんは「笑わせられるけど折れやすい」
推しの女子プロがダメだとすぐしょげる

シュウゾウ
シュウゾウ

なんか最後いいオチになりましたね(笑)

ホリシン
ホリシン

トップアスリートを見ていると、

「強い人ほど笑える」

これはかなり真実に近い気がします。

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