「女性騎手では無理」
そんな“競馬界の空気”を、一気に吹き飛ばした。
今村聖奈騎手がオークスを制覇。
JRA女性騎手として史上初のG1勝利という歴史的快挙を成し遂げた。
しかし驚くのは結果だけではない。
22歳とは思えない落ち着き。
批判をまるで気にしない鋼のメンタル。
そして“大舞台ほど楽しそうに見える”独特の空気感。
なぜ彼女はここまで強いのか?
そして、そのメンタルは将来も維持できるのか?
今回の逆転トレンド研究所討論会は
競馬博士「イザキ」、
スポーツレポーター「ナナコ」、
メンタルアナリスト「ホリシン」の3人が語り合う
今村聖奈騎手のメンタル分析です。
今村聖奈のオークス制覇は「事件」だった

いやぁ…本当に歴史が動きましたね。
女性騎手初のクラシック制覇。
しかもオークスでG1初勝利って、
まるで「ロイヤルファミリー」みたいな展開です。
この勝利は競馬ファン以外にも衝撃が走りました。

しかも内容が良かった。
馬群を割ってきたでしょ?
しかもルメールの横を。
あれ、度胸ないとできないよ。
普通、22歳でG1初騎乗なら
「安全に回ろう」
って心理が働くんだけどな。
でも今村聖奈は違った。勝ちに行ったよ。

そこなんですよ。
彼女って“失敗回避型”じゃないんです。
心理学的には、
「失敗して評価を下げたくない」と考えないで、
「失敗してもいいから勝ちを取りに行く」タイプ。
これはトップアスリート特有のメンタルです。
今村聖奈はなぜ「メンタル怪物」なのか?

有名なのがあの発言ですよね。
SNS時代のアスリートとしては画期的な言葉です。
「私に対して批判的なコメントが載る掲示板とかあるじゃないですか。
けど、ここういうこと書かれるんだ、まあ別にいっか、みたいな感じです。
私、そんなんでメンタルブレイクしないので」

今の若手って、
“他人評価依存型”
がすごく多いんです。
でも今村聖奈騎手は逆。
“自己評価軸”が強い。
だからネット批判で崩れにくい。
これ、実はものすごく重要なんです。

武豊っぽさもあるな。
周囲が騒いでも、
本人はケロッとしてる。
大舞台を“イベント化”できるタイプだね。

彼女は、「メンタル怪物」かもしれません。
深刻化しない。引きずらない。
切り替えが異常に早い。
これは「レジリエンス」が高い人の特徴です。
藤田菜七子との決定的な違い

どうしても比較されるのが
藤田菜七子騎手ですよね。
同じナナコだから応援してたんだけど・・・

藤田菜七子は“パイオニア”だったからなあ。
16年ぶりの女性騎手で、
競馬界全体の期待を背負わされた。
しかも真面目。真面目すぎたのかもしれない

藤田菜七子さんは、“責任感型メンタル”。
期待に応えようとする。
だから苦しい時に、「自分が悪い」へ向きやすい。
一方、今村聖奈さんは違う。
“自己推進型”ですね。
「私は私」で乗り切れる。
ここがかなり対照的です。

確かに今村聖奈騎手って、
必要以上に
「女性騎手代表」
を背負ってない感じがあります。

それが逆に強いんです。
「女性初」を背負いすぎると、
メンタルに余分な負荷がかかってしまう。
でも今村聖奈さんは、
まず“自分の競馬”をやっている。
だから潰れにくい。
それでも心配な「燃え尽き症候群」

ただ…22歳でここまで来ると、
逆に怖くないですか?
燃え尽きとか…。

そこは確かにあります。
若すぎる成功には危険性もある。
例えば
バルセロナ五輪の岩崎恭子選手。
14歳で金メダルを取って、
その後は“次の夢”探しに苦しんだ。
頂点が早すぎる問題ですね。

ゴルフの渋野日向子選手もそうかも。
全英女子オープンを勝ったのは20歳。
それ以来苦しんでいる。

競馬は特に息の長い世界だからな。
武豊なんか50代でも第一線だ。
22歳で完成したと思ったら終わる。
でも今村聖奈は、まだ“完成してない感じ”がある。
そこがいいね。

同感です。
むしろ彼女は、
「結果」より
「挑戦そのもの」
に快感を感じるタイプに見える。
そういう人は燃え尽きにくい。
凱旋門賞へ――今村聖奈は世界向きかもしれない

もうネットでは、
“今村聖奈騎手、ピエちゃんと一緒に凱旋門賞行くんじゃ?”
って声も出てますよね。


今村聖奈は海外向きだと思うよ。
競馬って海外行くと、孤独やし、批判も増える。
でも今村聖奈は、そういう雑音に強い。

実は世界で成功する選手って、
“鈍感力”があるんです。
空気を読みすぎない。周囲に飲まれない。
これは海外挑戦で非常に重要。

ゴルフでは畑岡奈紗選手とか竹田麗央選手ですかね。
山下美夢有選手もそうか。古江彩佳選手も。
今村聖奈騎手にはその資質があるように見えます。
今村聖奈が本当に強い理由

結局、今村聖奈騎手の強さって何なんでしょう?

たぶん「折れないこと」じゃないんです。
人間だから当然落ち込む。でも彼女は、深刻化しない。
“戻ってくる力”が強いということ。
つまりはやっぱり「レジリエンス」ですね。

しかもまだ22歳。
これまでも不調やケガに見舞われた。
さらにここからまた失敗もするだろうし、ケガもある。
でもそれも込みで、ホースマン人生。いやホースウーマン人生。
今村聖奈は、たぶんここからもっと面白くなるね。
まとめ:「女性初」ではなく「世界基準」へ
今回の今村聖奈騎手の偉業は、
単なる女性騎手初のG1制覇では終わらない。
成功に驕れず、批判を恐れず、空気に飲まれず、
大舞台を楽しむことができれば・・・
そして、
「まあ別にいっか」と言えるメンタルの柔軟さと、
異常に強い負けん気を発揮できれば・・・
かつて藤田菜七子さんが切り拓いた道の先で、
今村聖奈騎手は“女性初”を超えようとしている。
目指す場所は、
もう日本競馬の中だけではないのかもしれない。



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